清掃会社に頼めるマンションの清掃メニュー

清掃会社に頼めるマンションの清掃メニュー

清掃会社に頼めるマンションの清掃メニュー

清掃会社が提供するマンション清掃には、たくさんのメニューがあります。
初めて清掃会社への外部委託を検討しているオーナーさんの中には、「自分のマンションにはどのメニューが必要なのか分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、清掃会社が提供する清掃メニューの一例をご紹介します。必要なメニューを選ぶ際の参考にしてください。


マンションの「日常清掃」と「定期清掃」

清掃会社が行うマンション清掃には、大きく分けて日常清掃定期清掃があります。清掃会社によって名称は異なる場合もありますが、内容的にはたいていこの2つに分類されます。

日常清掃

日頃の美観維持や衛生管理などを目的として日常的に行う清掃です。特別な機械や洗剤を使わず、一般的な掃除用具で清掃します。利用頻度は毎日~週数回程度です。

定期清掃

日頃の掃除では落としきれない汚れや時間経過で汚れてしまう場所を専門的に行う清掃です。専用の機械や洗剤などを使うため、専門の知識を持ったスタッフが清掃にあたります。利用頻度は月数回~数ヶ月に1回程度です。

 日常清掃定期清掃
別称巡回清掃 常駐清掃 など特別清掃 機械清掃 など
目的日頃の美観維持や衛生管理時間経過や日頃の掃除では落としきれない汚れを除去
清掃道具一般的な掃除用具専用の機械や洗剤
清掃スタッフ一般的な掃除の教育を受けたスタッフ専門知識・技術を持つスタッフ
利用頻度毎日~週数回月数回~数ヶ月に1回

マンションの日常清掃はどんなメニューがある?

マンションの日常清掃にはたくさんのメニューがあります。その中からご利用の多いものを一部ご紹介します。

玄関ホール・エントランス

床の掃き掃除や拭き掃除をしたり、扉・窓ガラスの拭き掃除などをします。

メールボックス・ポスト周辺

散乱したチラシを回収し、掃き掃除や拭き掃除をします。

駐車場・駐輪場

ごみ拾いや掃き掃除をします。

建物周辺(外周)

ごみ拾いや掃き掃除をしたり、植木の水やりをします。

電球・照明器具

簡単に行えるホコリ落としや拭き掃除や電球交換などをします。

ごみ置き場

ごみ収集後などに置き場の清掃をし、ごみの残留やカラス・猫などによる被害を防ぎます。

エレベーター

鏡・パネルの拭き掃除や床清掃をします。

階段・廊下

床の掃き掃除やモップ掛け、手すりの拭き掃除をします。

クモの巣除去

照明や窓枠などすぐに表れるクモの巣をこまめに除去します。

上記はあくまで一例ですが、利用したいメニューは見つかりましたか?
清掃会社によっては、メニューにない内容でも対応できる場合があります。気になることがあれば、まずは相談して要望を伝えてみてください。

清掃会社によって、提供スタイルや対応の柔軟さはさまざまです。たとえば――

  • あらかじめ決まった清掃プランが用意されている
  • 清掃メニューを自由に組み合わせられる
  • 必要な清掃メニューを提案してくれる

このように、会社ごとに異なる特徴がありますので、自社に合った清掃会社を選ぶ参考にしてみてください。


マンションの定期清掃はどんなメニューがある?

日常清掃では落としきれない汚れをきれいにするためには定期清掃が必要です。定期清掃のメニューには以下に挙げるようなものがあります。

エントランスや共用部分の床洗浄、ワックス掛け

日常清掃では落としきれない汚れは、専用機器や洗剤を使って洗浄します。人通りの多いエントランスや廊下などでは、定期的な床洗浄やワックスがけが効果的です。

高所窓ガラスの清掃

普通の脚立では届かない高所の窓ガラスの清掃をします。

外壁清掃

高圧洗浄機などを使って外壁についた汚れを落とします。

エアコン分解洗浄

共用部分に設置した業務用エアコンなどのフィルター洗浄や分解洗浄をします。

カーペットの洗浄

カーペットの染み抜きやクリーニングをします。

こちらも日常清掃と同様に一例です。貯水槽洗浄・排水溝の清掃・害虫駆除などこのほかにも対応が可能な場合もありますので、清掃会社に相談してみましょう。


日常清掃と定期清掃の併用がおすすめ

日常清掃と定期清掃

マンションの日常清掃と定期清掃、どちらか片方だけでは、どうしても不十分になりがちです。ご家庭のお掃除に置き換えて考えてみてください。

日常清掃

ご家庭でいう日常的な掃除。ごみを拾う・掃除機をかける・汚れたところをサッと拭くなど、汚れを溜めないための基本的なお掃除です。

定期清掃

年に数回の大掃除。普段手をつけにくい窓や網戸の掃除、床の水拭き、隅の汚れ落としなど、時間をかけて徹底的に行うお掃除にあたります。

たとえば、日常の掃除をせずに大掃除を迎えると、こびりついた汚れがなかなか落ちず、想像以上に手間も時間もかかってしまいますよね。
一方で、日々こまめに掃除をしていても、大掃除を何年もしていなければ、窓は曇り、床は黒ずみ、見えない汚れが蓄積してしまいます。

「日常的な掃除」で汚れをため込まず、「年に数回の大掃除」で普段落とせない汚れをリセットする。これを繰り返すことで、ご家庭でも「いつもキレイ」を保つことができるのです。

これはマンション清掃にもまったく同じことが言えます。
日常清掃で日頃の美観維持や衛生管理を行い、定期清掃では日常清掃ではできない専門的な清掃を行うことで、よりきれいな状態を保つことができます。見た目の美しさだけではなく、常に正常な状態を保つことは建物の寿命を延ばすことにもつながります。日常清掃と定期清掃はあわせて行うことでより効果を発揮するのです。

また、日常清掃と定期清掃を同じ清掃会社に外部委託することで、日常清掃での汚れ具合などから適切なタイミングで定期清掃を提案してもらえる点もメリットです。日常清掃と定期清掃をうまく併用し、マンションを常に美しく清潔に保ちましょう。

この記事を書いた人

Hashimoto