清掃用具の準備や管理はどうする?業者or自前?実例付きで解説

日常清掃をするために必要不可欠な“清掃用具”、初めて清掃会社への委託を考えている方は、このような疑問が浮かぶのではないでしょうか。
「清掃用具は自分で用意するの?それとも清掃会社が用意するの?」
ホームページなどの案内にもあまり詳しく書かれていないこの疑問。今回はその疑問を解決するべく、清掃会社の立場から詳しくお伝えしていきます。
「誰が」清掃用具を準備するか
まずは日常清掃の委託を開始するとき、「誰が」はじめに清掃用具を準備するかです。これは清掃会社によって異なり、大きく2パターンあります。
- お客様(依頼者)が準備する
- 清掃会社が準備して持参する
日常清掃は普段お客様自身でも行える清掃作業を、時間や人員などの問題から清掃会社のスタッフが代わりに清掃するサービスです。そのため、特殊な清掃用具は必要ありません(一部例外あり)。
ですので、それまでお客様自身が使われていたもの、前に頼んでいた清掃会社が使っていたものをそのまま流用できる場合が多いです。そこに足りないものだけ買い足す場合や、清掃会社に頼んで追加してもらうことも可能です。
もしくは新規オープンの店舗やマンションなどの場合、1から清掃用具を揃えるのは大変なので、清掃会社に頼んですべて揃えてもらうことも可能です。また清掃会社が所有している用具を毎回持参する場合もあります。
それぞれ別途料金が発生する場合があるので、事前に確認しておきましょう。
清掃用具は「何を」準備するか
次に、清掃用具は「何を」準備するかです。
前項でお話しした通り、日常清掃は普段お客様自身でも行える清掃作業をスタッフが代わりに行うサービスです。そのため、特殊な清掃用具は必要ありません。
日常清掃に必要な用具の一例をあげると…
- ほうきやモップなど、床を掃除するための用具
- 机や窓を拭くための雑巾やタオル(箇所や用途別に複数枚あると便利です)
- トイレ掃除用の道具
- それぞれに必要な洗剤
- そのほか清掃する建物に適した清掃用具(例:事務所のカーペット清掃なら掃除機、手洗場の清掃ならスポンジや拭き上げ用のタオルなど)
上記のように、日常的に使う清掃用具があれば問題ありません。あとは清掃箇所やメニューにあわせて多少異なりますので、何が必要かは清掃会社と相談して準備しましょう。
清掃用具を「どこで保管するか」「誰が管理するか」
最後に清掃用具を「どこで保管するか」「誰が管理するか」です。
まずは「どこで保管するか」ですが、以下2パターンにわかれます。
- 清掃現場に保管する
- 清掃スタッフが都度持っていく
次に「誰が管理するか」こちらも2パターンあります。
- お客様が管理する
- 清掃会社が管理する
“管理”とは、例えば洗剤が少なくなった場合の補充や、清掃用具の交換手配などをさします。清掃用具の経年劣化などによる交換や洗剤補充などは、お客様・清掃会社どちらも準備する場合があります。清掃会社で準備する際は別途料金の確認をしておきましょう。
どこで保管するのか、誰が管理するのかはさまざまですが、日常清掃をする施設によって傾向がありますので下記を参考にしてください。
例① オフィス、飲食店・スーパーなどの店舗
お客様(依頼者)がそこで働かれている/頻繁に来られる場合
保管→清掃現場に置く
管理→お客様で行う
日常的に使用することから、オフィス内の倉庫や店舗のバックヤードなど施設の一角に清掃用具を保管することが一般的です。管理方法は、清掃スタッフが用具の劣化や洗剤の残量などをお客様へ報告し、お客様で補充手配していただくことが多いです。
常にオフィスや店舗にお客様(依頼者)がいるためお客様自身での用具手配・受取りなどをしやすいという理由があります。
例② マンション、管理テナントビルなどの店舗
お客様(依頼者)がそこに常駐されていない場合
保管→清掃現場に置く、または清掃スタッフがその都度持参する
管理→清掃会社に任せる
マンション・アパートやテナントビルなどでも、物置の一角などに清掃用具を保管することが多いです。一部、清掃スタッフがその都度用具を持参している清掃会社もあります。
例①と異なり、管理人やオーナー(依頼者)が常駐していない、もしくは定期的に来ることが難しい場合が多いため、管理は清掃会社で行うことが多い傾向です。清掃スタッフが用具管理を行い、補充や交換などが必要な場合は清掃会社からオーナー(依頼者)へ報告の上、手配・補充しておくことができます。
一部のお客様では、洗剤やトイレットペーパーなど頻繁に補充が必要なものは、清掃会社の判断で補充しておくというルールを決め運用している場合もあります。
疑問は解決されたでしょうか?
初めての日常清掃を委託するときは、不安や疑問がたくさんあるはずです。それらにしっかり回答してもらえるか、相談できるかも清掃会社を選ぶポイントになります。
一つひとつを解決し、安心して日常清掃サービスを活用しましょう。