日常清掃と定期清掃の違い。こんな時どちらを選べばよい?

日常清掃と定期清掃の違い。こんな時どちらを選べばよい?

日常清掃と定期清掃の違い。こんな時どちらを選べばよい?

清掃会社の清掃メニューを調べてみると、「日常清掃」「定期清掃」という用語がよく使われています。

この2つの違いについては、それぞれの清掃会社で説明があるものの、実際に清掃を依頼する段階になると、どちらを選べばよいのか迷うこともあるでしょう。
清掃の目的や汚れの状態などによって、「日常清掃」と「定期清掃」のどちらが適しているかは目的や状況に応じて変わってきます


清掃メニュー、どちらを選べばよいの?

例えば、こんなお悩みありませんか?

「来客が多いので1日で結構汚れてしまう。常にきれいな状態を保ちたい。そんな当社のオフィス清掃は、日常清掃と定期清掃のどちらを選べばよいの?」

「毎日掃除をしているけれど、土足で行き来する床は時間が経つと黒ずんでしまう。この黒ずみを落とすには、どちらの清掃が必要?」

これらのお悩みの場合、前者は「日常清掃」を、後者は「定期清掃」を選ぶのが適切です。
前者のように日々の汚れをこまめに取り除きたい場合は、日常清掃で毎日清掃することが必要ですし、後者のように蓄積した汚れには、専用の機材や洗剤を使った定期清掃が効果的です。

ここからは、よくあるお困りごとに応じて、清掃会社の視点から「日常清掃」と「定期清掃」のどちらが適しているかを紹介していきます。


日常清掃と定期清掃の違い

そもそも、「日常清掃」と「定期清掃」にはどのような違いがあるのでしょうか。改めて簡単に説明します。

日常清掃とは?

日常清掃とは、日々の美観維持や衛生管理を目的として、店舗・オフィス・マンションなどで行う日常的な清掃です。
週数回〜毎日の頻度で、一般的な掃除用具や洗剤のみで行う清掃です。

定期清掃とは?

定期清掃とは、日常清掃では落としきれない汚れや、普段手が回らない箇所の清掃、床のワックスがけなどを指します。
月に数回〜数ヶ月に1回の頻度で、専用の機械や薬剤を使って頑固な汚れを落とします。

この違いを踏まえ、どんな時にどちらの清掃が適しているかを見ていきましょう。


こんな時、日常清掃と定期清掃どちらを選べばよい?

マンション、オフィスなど施設ごとによくあるお困りごとの例を挙げ、それぞれに対するオススメの清掃を提案していきます。

オフィスの例

・社員が自主的に掃除をしていたが、一部に負担が集中し不満が出てきた。このままではいけないと思った。

日常清掃:事務所・トイレ・給湯室・応接室・廊下階段などオフィス全般の清掃

・従業員は業務が忙しくて自分のデスク周りの整理整頓で精一杯。トイレや給湯室といった共用部分の掃除にまで手が回らない。

日常清掃:トイレ・給湯室・事務所共用部・応接室・廊下階段など共用部の清掃 

・ショールーム併設のオフィスで来客が多い。会社のイメージのためにも美観を保ちたいが、人の出入りが多いため床がすぐに黒ずむ。

日常清掃:床の掃き掃除、モップ掛け

定期清掃:床の機械洗浄、ワックス掛け

・日々の清掃は従業員で行えるが、高所の窓掃除や季節ごとのエアコンの洗浄などは自分達で行うことが難しい。

定期清掃:高所の窓清掃・エアコンの分解洗浄

・オフィスの床がカーペットで、普段から掃除機は掛けているが、徐々に汚れてくる。

定期清掃:カーペット洗浄


マンションの例

・マンション経営をしているが遠方に住んでいるため、なかなか清掃に行けない。ホコリやごみがすぐに溜まってしまう。

日常清掃:エントランスや廊下階段など共用部の掃き掃除、拭き掃除

・マンションのごみ置き場が公道に面しているため、居住者以外の通行人がごみを放置していったり、カラスや猫に荒らされてしまう。

日常清掃:ごみ収集後のごみ置き場の清掃

・扉の取っ手や階段の手すり・エレベーターの操作ボタンなど、多くの人が触れる箇所は衛生的に保ちたい。

日常清掃:扉・手すり・エレベーターの操作ボタンなどの拭き掃除、アルコール噴霧

・人の出入りの多いエントランスなどは、普段掃除をしていても時間経過により床が黒ずんでしまい、内見の方などに不衛生なイメージを与えてしまう。

定期清掃:床の洗浄


飲食店の例

毎日営業後に社員が残って掃除をしているが、負担が大きい。かと言って、次の日にはまたお客様をお迎えするので、掃除をしないわけにもいかない。

日常清掃:店内床の掃除機・モップ掛け、机・いす・備品・窓の拭き掃除、トイレの清掃

・飲食店なので、食べこぼしなどの汚れが床にこびりつきやすい。衛生面でもお店のイメージの面でも、常にきれいに保ちたい。

日常清掃:床の掃き掃除、モップ掛け

定期清掃:床のワックス掛け

・グリストラップの清掃は定期的に行わないといけないが、アルバイトはやりたがらないし、自分たちでは完全に汚れを落としきれない。

定期清掃:グリストラップの清掃


幼稚園の例

幼稚園では園児の健康や安全のために、常に清潔で衛生的にしておくことが必要。しかし、保育終了後も先生たちは園児のお見送り・延長保育の園児のお世話・翌日の準備などやることがたくさんあって、清掃のための時間がなかなかとれない。

日常清掃:トイレ・廊下階段など共用部の清掃、アルコール噴霧


このように、お困りごとの内容によって「日常清掃」が適している場合「定期清掃」が必要な場合、またはその併用がベストな場合があります。
あなたの施設が当てはまるケースはありましたか?

「当てはまる例が見当たらない」
「うちの場合はどちらを選べばよいの?」

そんな時は、ぜひ一度清掃会社に相談してみてください。
プロの視点から、あなたの施設に合った最適な清掃プランを提案してもらえますよ。

この記事を書いた人

Hashimoto